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サウンドスケープの考え方は、私たち一人ひとりが、自分自身の日々の生活に根差して、これまでバラバラになりがちだった、科学、芸術、各種の社会活動をつなげながら、音の世界(さらにはそれを切り口とした環境)を把握し、その内容を人々と分かち合い、これからの真に豊かな生活を構想し、その実現をめざすものです。したがって、日本サウンドスケープ協会は、サウンドスケープの考え方にもとづき、新たな学術活動の創造から、サウンド・エデュケーションとして総称される教育活動、各種の社会活動を展開しています。

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1993年の協会設立以来、テーマを設定して公開の場で広く議論するシンポジウムを年1回開催してきました。近年も「音風景は文化遺産になりうるか」「今、京都から再び」「いわてのサウンドスケープ」「東京水系のサウンドスケープ:都市と社会のリ・デザイン」「劇空間の音風景 声による演出から見る古今東西の世界観」など多様なテーマ設定でサウンドスケープをめぐる議論がなされています。過去に開催したシンポジウムの情報はこちらに時系列で掲載しています。これから開催のシンポジウム情報はトップページなどでお知らせします。

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日本サウンドスケープ協会では、2001年以降、年1巻~2巻のペースで協会誌を発行。2012年の第13巻までは紙媒体による発行を行い、2013年の第14巻からはデジタル化しウェブ上で全文を一般公開しています。 協会誌コンテンツの閲覧は「協会誌のページ」をご覧ください。

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年2回、春季と秋季にサウンドスケープに関する様々な研究発表や実践報告の場として研究発表会を開催しています。 発表には発表者のうち少なくとも一人が会員であることを要しますが、研究発表会への参加(フロア参加)はどなたでもできます。近年は、発表時間20分質疑応答10分で事前の講演論文原稿の提出が必要な「一般報告」と発表時間が5分で論文の提出は不要な「ショート・トーク」の2種類の発表方法で運営しています。次回の発表会の日時・応募規定・参加方法や過去の発表会の概要などは、「研究発表会のページ」を参照してください。

 

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協会として取り組むべき研究活動を研究会と称して行っています。

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研究会、交流会、見学会、ワークショップなど様々な開催形態で行われる会合です。協会内の自主的な研究会であるワーキンググループや会員個人が中心となって企画し開催されることも多いのが特徴です。過去に開催した例会情報はこちらに時系列で掲載しています。これから開催の例会情報はトップページなどでお知らせします。

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2011年の東日本大震災以降、被災エリアの定点記録を続けている「震災プロジェクト」など協会として取り組むべき活動をプロジェクトと称して行っています。 協会誌「サウンドスケープ」第13巻(2012年発行)の震災特集(PDF/6.7MB)にて、活動の一端を公開しています。

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ワーキング・グループ(以下WG)は、会員がサウンドスケープの考え方に立ち、特定のテーマにフォーカスしておこなう自主的なグループ活動です。現在、7つのWGが活動しています。各WG活動への興味をお持ちの方は、各連絡先へお問い合わせください。

●サウンド・エデュケーションWG
わたしたちは、サウンドスケープの教育的な側面であるサウンド・エデュケーションについて、会員の皆さまや関心のある方々とともに考えることを通して、深まりと広まりが生まれるような活動を目指しています。ワークショップの企画や、パネルセッションを中心とした例会を実施し、参加された方々との交流を図ります。 ▷主な活動内容:サウンド・エデュケーションの事例紹介(ワークショップ)、パネルセッションを含む例会 ▷代表者連絡先:神林哲平 kamuit@yahoo.ne.jp

● サウンドスケープ政策研究会WG
本ワーキング・グループは、サウンドスケープの考え方を政策論として検討することを目的としています。そのための当面の活動として、これまで日本国内で実施されてきた国や自治体によるサウンドスケープ関連施策の検証作業を行うことを予定しています。▷主な活動内容:2016年度の活動としては、国が選定した「残したい“日本の音風景100選”」について、選定された音風景の立地市町村を対象としたアンケート調査を実施し、音風景についての周知や保全の状況について調べています。▷加入方法:WG代表者にご相談ください。▷代表者連絡先:箕浦一哉 minoura@yamanashi-ken.ac.jp

● 自然のひびきを聴く会WG
自然の音に耳を澄まし、五感による自然体験の機会を作り出すことにより、音風景における地域の自然環境の多様性や特異性について、共に探りあい、互いに共有し、次代へ伝える活動を行います。過去の活動の記録を辿りつつ、フィールドでの「感察会」、「録音鑑賞会」等を行います。(本会は協会活動の初期に発足しその後休会となっていたWGを再興したものです)▷主な活動内容:「感察会」:WGメンバーや協会会員に関わりのある地での自然の音聞き歩き等、「録音鑑賞会」:昔の風景や自然の音の記録・録音等を持ちより鑑賞&トーク、協会活動の初期に行われた「自然のひびきを聴く会」活動軌跡の確認 ▷加入方法:メールにて代表者にお問い合わせください。▷代表者連絡先:sajkiku@gmail.com 代表者 大庭照代、兼古勝史

● まち・音・ひと・ねっとWG
私たちは、地域の皆さんと一緒に身近な音を楽しんだり、音環境について考えたりする参加型ワークショップ等を行なうことを通して、サウンドスケープの考え方を広め、まちづくりや地域デザイン、地域・世代間交流へと繋がる活動を目指しています。 ▷主な活動内容:「音」をテーマに地域を散策するサウンドウォーク、まちの音風景を表現した音楽づくり、音の絵はがきづくり等。▷加入方法:随時、一緒に活動してくださる方を募集しています。代表者にお問い合わせください。▷代表者連絡先:小菅由加里 otosalonhama@gmail.com

● 祭りや伝統文化の音風景を考える会WG
本WGは、各地の祭りや伝統文化(芸能)の音風景が、心理的に人々にどのような影響、効果を与えているのか、また地域における共同体の音として、どのような役割を果たしているのかを調査、検証すると共に、映像や録音によるサウンドスケープの記録も行います。▷主な活動内容:各地の祭りや伝統文化(芸能)の取材、並びに取り巻く音環境の調査を年数回実施し、当事者(開催側、参加側)への聞き取りや録音、映像(写真、動画)の記録、及び資料等の収集及びアーカイブを行います。またテーマに沿った各地の祭りや伝統文化の調査、研究を行い、サウンドスケープの実態や取り巻く環境を比較します。▷加入方法:WG代表者へ入会の申し出をお願いします。 ▷代表者連絡先:中間和之 msoundp@gmail.com

● サウンドスケープ・デザイン・ラボWG
現在または過去に展開された「サウンドスケープ・デザイン」事例の収集・分析・考察とともに情報発信をおこないます。活動は、WG参加の会員間の対話を基礎としながら、公開シンポジウムや展示などの対話の場を、協会内外を巻き込みながら進めていきます。2018年設立の新しいWGです。▷主な活動内容:サウンドスケープデザイン研究会の実施、多様な立場からのショート・プレゼンテーションと参加者どうしの対話で、サウンドスケープデザインの社会での展開のありようをさぐってゆく「サウンドスケープデザイン座談会」の開催。▷加入方法:WG代表者へ入会の申し出をお願いします。▷代表者連絡先:鷲野宏 washino@wh-design.jp

● 騒音史を語るワーキンググループ
聴覚の歴史を語るとき騒音は重要なテーマだ。欧米のサウンド・スタディーズで騒音史に関する事例が多いが、日本ではまだ少ない。明治以降の近代化の過程で聴覚的認知やエピステーメーに変化があったはずで、それは一方では西洋音楽の受容に現れ、並行して騒音への対応に現れる、と考えてWGを立ちあげる。▷主な活動内容:メンバーが協働して資料を収集し、意見を交換する。会合は2カ月に1回程度とする。目標は、成果を出版物として公表することである。▷加入方法:協会員ならだれでも歓迎。能動的に活動に参画できる方を望んでいる。参加希望者は代表者にメールしてください。▷代表者連絡先:平松幸三 hiramatsukozo@gmail.com

◎ ワーキング・グループの開設方法

WGをつくりたい方は、「ワーキング・グループの認定・廃止申請書」を提出してください。なお、申請には協会員3名以上がメンバーであることを要します。詳しくはワーキング・グループについての規約(現在更新を検討中)をご覧ください。

 〇 WGの認定・廃止申請書(PDF) WGの認定・廃止申請書(WORD)
 〇 申請書の提出先:事務局 office@soundscape-j.org

◎ ワーキング・グループへの助成

WGは、年度ごとにその活動への助成を協会に申請することができます。この制度は、助成申請が採択されたWGに対し、WGの活動経費のうち3万円程度を上限に、協会から助成をおこなうものです。(採択数が多くなった場合等はこの限りではありません。)助成申請をご希望のグループは、所定の「活動助成申請書」を提出してください。助成対象の採択は理事会がおこないます。

 〇 申請書の提出期限:毎年4月末日(※2020年度は特例として7月末日)
 〇 WG活動助成申請書(PDF) WG活動助成申請書(WORD)
 〇 申請書の提出先:事務局 office@soundscape-j.org

<注意事項>
活動助成が採択されたWGの内、実際に助成を受ける場合は、所定の「助成金交付申請兼申請書」を提出してください。申請をもとに、助成金が支払われます。なお、申請書には活動に要した費用のうち助成を受けたい部分の領収書等を添付していただく必要があります。

 〇 報告書の提出期限:毎年3月中旬までを原則とする。
 〇 助成金交付申請書兼請求書(PDF) 助成金交付申請書兼請求書(WORD)
 〇 申請書の提出先:事務局(郵送にてお送りください。)

◎ WGメンバー会議でのリモート・システムの利用

協会の会議では、リモートミーティングシステムとして「Zoom」を活用しています。WGメンバー間の会議でも「Zoom」を使用されたい場合は使用の1週間前までにご希望の日時と尺を事務局までお知らせください。調整の上、ミーティングのためのURLをお知らせいたします。(協会の公式企画や会議は優先されます。それ以外で重なった場合は、その都度調整となります。また、WGのイベントとしてZoomを活用されたい場合は、別途ご相談となります。)

 〇 Zoom利用の申請期限:利用日の1週間前まで
 〇 申請先:事務局 office@soundscape-j.org

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サウンドスケープの観点から提言をおこなっています。

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サウンドスケープに関する他団体の事業に対し協会名義での後援をおこなっています。

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日本サウンドスケープ協会