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一般社団法人日本サウンドスケープ協会
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第4回日本サウンドスケープ協会賞
授賞式および記念行事のお知らせ

日本サウンドスケープ協会は、サウンドスケープに関わる優れた活動・業績を有する個人または団体を顕彰しています。
第4回協会賞の授賞式および記念行事を12月1日午後に行います。

○日本サウンドスケープ協会賞
 社会的波及効果の大きな実績に対する顕彰

・受賞者:株式会社老子製作所
・授賞対象業績:日本の音風景を支える鐘の製作技術の継承
・授賞理由:日本の音風景を特徴づけているものの一つに寺院の鐘の音がある。鐘は中国由来であるが、朝鮮を経て日本に伝わり、日本の音風景の重要な要素となってきた。老子製作所は、銅器のまち・富山県高岡市において、江戸時代より鐘の製作にたずさわり、数々の名鐘を全国に送り出してきた。同社は、その技術の確かさから国内7割の鐘を製作し、現在ではカリヨン等の音具も手掛けている。日本の音風景を支える同社の歴史とその活動は、協会賞にふさわしいものである。


○日本サウンドスケープ協会賞
 社会的波及効果の大きな実績に対する顕彰

・受賞者:武者 圭
・授賞対象業績:サイン音を通したユニバーサルデザインの推進
・授賞理由:現代のデジタル化社会の中で氾濫している音のサインは、一部に騒音規制的な制約はあるものの、明確なデザイン・コンセプトに基づいているかどうか疑わしいるものも少なくない。そのなかで、武者氏は、視覚障害者であるという立場から、障害者も健常者もともに快適に生活できる共生社会を作り出す、というコンセプトで様々な施設や地域のサイン音をデザインしている。氏の行っている音環境デザイン活動は、ユニバーサルデザインの観点から貴重な事例であり、協会賞に値するものと認められる。


○日本サウンドスケープ協会 奨励賞
 近年の研究や実践活動に対する顕彰

・受賞者:沖田 純之介
・授賞対象業績:佐倉図書館等新町活性化複合施設「夢咲くら館」  サウンドデザインプロジェクト
・授賞理由:沖田氏は、佐倉市内で収録した自然音を素材とした優れた音のデザインとマスキング手法を併用することにより、周辺環境との連続性を保って夢咲くら館に地域独特の音空間を創出し、図書館の静穏性と併設されている子育てセンターの開放性との両立が必要な同館の音環境を巧みに実現した。このプロジェクトはまた、音楽制作の第一線で活動してきた沖田氏が、東日本大震災を機に同地に移住し、一市民として活動するなかで実現したという意味でも貴重な事例である。同氏の労を多とし、奨励賞を授与する。



第4回日本サウンドスケープ協会賞
授賞式および記念行事

日時:2024年12月1日(日)午後開催

詳細プログラムは追って、お知らせいたします。


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