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一般社団法人日本サウンドスケープ協会
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結果報告と表彰式


「心に残る音風景」写真・動画コンテスト結果発表と表彰式のご案内

日本サウンドスケープ協会設立30周年を記念して、2023年秋から2024年1月にかけて公募いたしました「心に残る音風景」写真・動画コンテストには、多数のご応募をいただきありがとうございました。審査委員による厳正な審査と選考の結果、以下の写真・動画が入賞と決まりました。 入賞者の皆様には、6月16日の日本サウンドスケープ協会シンポジウムにおいて、表彰式を行い賞状と副賞を進呈いたします。

入賞

【写真の部】

<優秀賞>
「松戸 さくら通りの切り株」(黒崎孝一)

さくら通りの切り株

(撮影者コメント) 街路樹は花や葉をつけ人を和ませる素敵な生命だ。だが周知の通り多くの街路樹は巨大化し太い根は歩道や縁石を破壊し、秋には多くの枯葉が地面を覆い尽くし途端に厄介者となる。かって この街は桜を街路樹として選び「さくら通り」と名づけた。しかし近隣の住民の抗議や道路の補修費用が計上され伐採することになった。太い根を取り除くにも費用がかかるのか大きな切り株だけが残っている。切り株のフォルムが好きな私は、いつか切り株の音を聞いてみたいと思い数々の切り株を記録している。




<佳作>
新橋 パチンコ屋だったところ」(黒崎孝一)

新橋 パチンコ屋だったところ

(撮影者コメント)東京都内には更地が増えつつある。そこはビルや民家が密集し連続した景観を作り街の顔となっていた。ところが経済的に立ちいかない建物は消え、生き延びたヒョロ長いビルや周辺のビルの壁が剥き出しとなっていびつな形で残り、街の色や音を一気に変えてしまう。多くは駐車場となるが、この更地は新橋の駅前で以前はパチンコ屋が軒を連ね、安っぽいネオンと騒々しい音が響かせていた。2年前にパチンコ屋は閉店となり、この景観となった。妙な静けさがドキドキさせてくれた。




<佳作>
「放課後」(正司琴菜)

放課後

(撮影者コメント)帰りのHRが終わってからしばらく教室に残って、黒板に落書きをしながら笑っているクラスメイトの写真です。この写真を見ると、当時放課後の教室で聞いていた色々な音が蘇ってきます。





【動画の部】

<優秀賞>
「朝のリズム」(仁平祥介)

朝のリズム
写真をクリックすると、YouTubeの動画ページにとびます

(撮影者コメント)朝、トマトハウスの中の音です。ビニールカーテンから夜露が滴り落ち、あちらこちらからリズムが聴こえてきます。太陽の光はトタンの雨どいを温めポコンと音を立てます。ゆっくりと一日が始まる音です。






表彰式および記念行事

6月16日(日)13:30からの「日本サウンドスケープ協会シンポジウム「心に残る音風景」(放送大学附属図書館AVホール)において、表彰式、及び審査委員等による講評とパネルディスカッション、招待講演等を予定しています。(詳細情報を近日掲載予定)

■日本サウンドスケープ協会シンポジウム「心に残る音風景」
<第1部:表彰式&講評・パネルディスカッション>
※<第2部>として、招待講演を予定
■2024年6月16日(日)13:30-
■放送大学附属図書館3階AVホール
■入場無料
■主催:(一社)日本サウンドスケープ協会、放送大学千葉学習センター音環境文化ゼミ

 


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